小学校で習うローマ字。「大野」は「Ono」、「Oono」どっち?子供に聞かれてももう大丈夫!

子育て


最近小学校の息子に「お母さん、おおの君って、ローマ字でOonoでいいの?」
と聞かれ、「そうだよ」と応えたものの…

ふと、あれ、パソコンやスマートフォンでは「Oono」とタイプするけれど、
英語のつづりでは「Ono」と書かないかしら…と不安に思い出した私は、
リサーチをしてみることにしました。

特に「大野」(おおの)や「幸樹」(こうき)など、
伸ばす音が入る単語や名前はつづりを迷ってしまうことがありますね。

「Ono」と書くのか、それとも「Oono」と書くのか、
はたして「Koki」と書くのか「Kouki」と書くのか。

また小学校で習うローマ字のつづりは中学校や
それ以降の一般的なつづりとは違うのか….

リサーチを進めると以外な結果を発見することに!
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小学校で習うローマ字。「大野」はこれが正解!

小学校で習う訓令式を使用すると大野は「Ôno」

Ônoとするのが最も一般的で、
この方法で習ったなぁと思い出すお母さんやお父さんもいそうですね。

■小学校で習う訓令式
長音は伸ばす母音字に山形(^)を上にのせます

Ôno(大野)
Naitô(内藤)
Kôta(康太)
Tarô(太郎)
Ôta(太田)
Yûtarô(雄太郎)
Syôtarô(将太郎)
Syôko(翔子)
Îda(飯田)

■中学で習うヘボン式
音を伸ばす時も文字の上に^は付けない

Ono (大野)
Naito (内藤)
Iida(飯田)

豆腐を訓令式と訓令式と違い?

豆腐を小学校で習う訓令式と、日常生活でみかけるヘボン式と比べてみます。

tôhu(豆腐) 【訓令式】
tofu(豆腐) 【ヘボン式】

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小学校で習うローマ字は「訓令式」

まず、小学校で習うローマ字は、「訓令式」と呼ばれるもの。
これは一般的に私たちが使っている「ヘボン式」と少々異なります。

主な違いの例は、「し」を訓令式で書くと「Si」、
ヘボン式で書くと「Shi」となります。

また「じ」は訓令式では「Zi」ですが、
ヘボン式では「Ji」です。

さらに、「しゃ」は訓令式では「Sya」、
ヘボン式では「Sha」となるわけです。
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日常生活で見るローマ字はヘボン式

小学校で習うのは訓令式ですが、
日常生活のなかで目にするローマ字の多くはヘボン式。

なので家庭で教えると学校で習っているローマ字と
違うことを教えてしまうこともありますよね。

小学校で習う訓令式の「おー」という音は「 ô 」になりますが、
特に欧米では上のバーを使用しないため、分かりにくいです。

そもそも、訓令式が日本で法律として定まったのは1930年代。

その頃に比べたら、一般人の英語の知識がかなり増えたわけですから、
訓令式にこだわることなく、ルールが変わってもいいような気がしますが・・・

中学で習う英語ならどう書く?

では、中学校になると、本格的な英語の授業も始まり、
発音などより英会話のためになる技術を学ぶようになります。

その中で、小学校で習った訓令式のローマ字も、
より英語に近い、また外国人にも読みやすいヘボン式に変わっていきます。

電車の駅の表示や、パスポートの名前、
また野球選手のユニフォームの名前などは、主にヘボン式が使われています。

パスポートはヘボン式によって表記⇒ONO
希望すれば非ヘボン式で表記できる⇒OHNO・OONO
参考:ネットあいち神奈川県パスポートセンター公式

国の機関でも、ヘボン式が一般的です。
ヘボン式での「大野」の正しいつづりは「Ono」です。

しかし、近年は「大野」(おおの)や「幸樹」(こうき)などの長音の表示も
より欧米風に「Ohno」や「Kohki」とつづる傾向が増えているようです。

ヘボン式に関しても、実はまだ基準は不安定。

しかし、迷ったら「Ono」と書いて間違いないようです。
ということは、「小野」も、「大野」さんも同じ表記です。

ちなみに「幸樹」君などの名前も、ヘボン式では「Koki」となります。

2020年からは英語が教科に!

小学校では5・6年から英語の授業が必須となりましたね!
2020年からは、5・6年生では英語が成績がつく教科となります。

2020年も刻一刻とせまり、子供の英語教育にますます力を入れたい
と思われているお母さん、お父さんは多いのではないのでしょうか。

小さい頃から英語に慣れ親しんでおくというのはとても良いことですが、
まだ小学校での英語教育の経験が浅い文科省のガイドラインには、
ちょっと混乱を招く箇所もちらほら…

また英語が必ずしも得意でないお母さん、お父さんにとって、
また小学校の先生にとっても、
子供に教えるのがむずかしいと感じる瞬間が多々あるのではないでしょうか。

そんな不安のひとつに最近よく聞くのが、このローマ字のつづりについてです。

中学ではヘボン式を使うようになるなら、
小学校でも訓令式ではなく、ヘボン式を教えれば混乱しないのに!
と、子供に教えながらココロで思ってしまいます^^

まとめ

[アドセンス] 今回リサーチをしてみて、意外だったのは、
ローマ字に関しては国でもはっきりとルールを決めていない、ということです。

小学校で習う訓令式では、大野は「Ôno」
中学で習うヘボン式では、大野は「Ono」
ということが分かりました。

これから英語を勉強していく小学生の子供たちには
少しかわいそうな気がしないでもないですが、

情報が豊富なこの時代、きっと自分たちで見極めて、
たくましく知識を得ていってくれるでしょう!

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