あんぱんの日の由来や歴史!2018年イベント情報

生活全般 季節のイベント

日本中どこのコンビニやスーパーに行っても、売り切れていない限り必ず置いてある「あんぱん」。

すごく馴染み深いものですが「日本人ならお米でしょ!」という感覚からいくと、そんなに古い歴史があるとは思いませんよね。

ましてや「あんぱんの日」という記念日まであるなんて。

今から140年以上前から「あんぱん」が親しまれていたということをご存知でしたか?

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あんぱんの日の由来と、あんぱんの歴史

安土桃山時代に初めて日本に伝えられたパンは固く、お米が主食だった日本人にとって馴染めるものではなかったようです。

明治に入って文明開化の追い風を受け、食生活も変化しパン食が好まれるようになった明治2年『文英堂』というパン屋をオープンさせたものの火災に遭い、明治3年に銀座に移転して『木村屋』(現在の木村屋總本店)として再スタートさせたのが創業者の木村安兵衛。

「日本人の口に合うパンを作りたい」という強い思いを抱き、イースト菌ではなく日本ならではの酒饅頭に目を付け次男英三郎と試行錯誤を重ね、明治7年に酒饅頭パンの試作1号「あんぱん」を誕生させ、日本人の好きな「小豆餡」を酒饅頭パンに入れた「酒種あんぱん」として店舗に並べたところ、町民たちの間で話題のスイーツとなりました。

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その日本人に合うあんぱんに着目したのが、天皇に仕えていた山岡鉄舟。

山岡鉄舟は明治維新に倒幕派と幕府をつなぐ際に尽力した重要人物でした。

木村屋のあんぱんを気に入った彼に薦められ、明治8年4月4日に行われた明治天皇のお花見の席で陛下に初めて「あんぱん」を献上することとなります。

天皇陛下のお花見の席に献上するということで、日本の象徴である美しい桜をあんぱんに取り入れようと思いつき、八重桜の花びらの塩漬けを取り寄せあんぱんに埋め込んで出来たのが「桜あんぱん」。

明治天皇にも昭憲皇太后にも気に入っていただけて「桜あんぱん」は毎年献上することとなり、その記念すべき花見の日である明治8年4月4日が「あんぱんの日」として記念日に認定されたのでした。

※2001年4月4日に日本記念日協会から『記念日登録証』が送られています。

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あんぱんの日のイベント情報

「あんぱんの日」という記念日があるからには、本家本元の木村屋總本店では毎年4月4日には大々的なイベントを開催されているのかと思ったら、特別なイベントは行っていないようです。

その代わり、セブンイレブンとの限定コラボレーションを行っているようで、木村屋のあんぱんを置いているセブンイレブン限定で、毎年フェアを行っているのです。

フェアを行っているセブンイレブンには「あんぱんの日」のPOPが飾られていて、新商品や「あんぱんの日」の由来などが紹介されています。

4月4日にはご近所のセブンイレブンめぐりをして探してみるのも楽しそうですね。

◆2018年のイベント内容◆

新商品「しっとりホイップあんぱん」を発売。

ふんわりしっとりと焼き上げたパンにこしあんとホイップクリームを挟んだもので、ノーマルのこしあんの他に、桜風味、宇治抹茶風味がありました。

あんぱんの表情

みなさんはあんぱんと言ったら「こしあん派」ですか「つぶあん派」ですか?

あんぱんにもたくさんの種類が出ていますが、基本としては【こしあん・つぶあん・しろあん】ですよね。

実は、中身のあんによってあんぱんのトッピングが違うのをご存知ですか?

◆こしあん・・・ケシの実
◆つぶあん・・・黒ゴマ
◆しろあん・・・白ゴマ

すべてのあんぱんにあてはまるとは言えませんが、中身に迷ったらこれを思い出してみてください。

ちなみに、「こしあん」が“こした”あんこなのに対し、「つぶあん」は“粒”があるあんこと思っている方が多いのではないでしょうか。

確かに粒はありますが「つぶあん」の“つぶ”は“潰す”という意味の“つぶ”で、こさずに潰しているので粒々感も味わえるあんこのことを言うのでした。

まとめ

「あんぱん」は中身が餡子とはいえ、お饅頭ではなくパンなので歴史はそんなに古くはないだろうと思っていたので、140年以上も前の明治7年からすでに「あんぱん」として存在していたとは驚きです。。

しかも「あんぱんの日」という記念日まであったとは。

今までも「あんぱんの日」というPOPは目にしているはずですが、まさか記念日が制定されているからとは思いませんでした。

なんだか、来年の4月4日が待ち遠しいです。

これだけあんぱんの話をしていたら、その由来となった「元祖あんぱん」を食べてみたくなっちゃいました。

※株式会社 木村屋總本店のあんぱんが気になった方はオンラインショップからも購入できます。

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