アライグマの嫌いなにおいや苦手なもので追い払う! 家に入れない方法!

生活全般


アライグマと聞いてかわいい『ラスカル』を思い出す人は年代は40代以上でしょうか^^

でも、実際のアライグマはそんなかわいいものではなく、かなりのやっかいものなのです。

全国でその存在が知られているアライグマですが、実は北米が原産の外来種で日本には生息していませんでした。

しかし、今から55年以上前に愛知県の動物園から12匹が逃げ出して繁殖したと言われています。

テレビで人気が出ていた頃と違い、特定外来生物に指定されている今は輸入や販売が禁止されていて飼育することはできません。

それなのに、勝手に家の中に住みついたりして困っている方も多いようですね。

アライグマを見つけても危険なので自分で捕獲はしないで、まずは役所に連絡しましょう。


アライグマ対策! 嫌いなにおいや苦手なものは? 家に入れない対策!

嫌いなにおいや苦手なもの

燻煙剤や木酢液、ハッカ油等キツイ匂いを嫌うので対策は出来そうですが、その匂いって人間にもきついですよね。

天敵としている狼の尿も苦手のようなので、先祖は狼かとも言われている犬がいると効果があるようです。

ただし、犬も放し飼いにしているわけではないので、自身の行動範囲に影響がないとわかればその範囲を考えて近づいてくる能力は持ち合わせていると思います。

畑や家庭菜園への対策としての電気柵はアリかもしれませんが、小さいお子さんがいらっしゃるご家庭では電気柵は心配ですよね。

どうしてもという場合は、アライグマは夜行性なので昼夜の切り替えが可能なものを使うようにしましょう。

まれに昼に行動することもあるそうですが、道路に面していたりするところには昼間は来ないそうです。

家に入れない対策

屋根裏や床下など一度居心地の良さを知ってしまうと住みついてしまう可能性は大きいので、とにかく家の中に入れないことが大切です。

アライグマはモコモコとしていますが、骨組みは細くかなり狭いところもすり抜けてしまいます。

進入しそうな空間があらば、金網などで侵入を防ぐくらいしか対処できません。

防ぐといっても、アライグマは手先が器用なのでしっかり固定しておかないと外されてしまうので注意が必要です。

光が苦手なのでセンサー式のライトの設置も効果大かと思います。

ソーラー式なら配線がいらないので設置場所も自由に選べますよね。

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アライグマを見つけたら駆除はどこに連絡する?

夜中に家の中でちょっとでも音がしていることを感じたら、まずは疑ってみてください。

放置しておくと排泄物で天井が腐って抜け落ちてしまう可能性もあるし、害虫が発生することもあります。

早めに駆除することが大切ですが、家の中に進入してしまったとなると個人での駆除は難しいかと思います。

専門の業者に依頼して駆除と進入経路の断絶をおすすめします!

自分でできることは?

個人として出来ることは、嫌いなニオイを発生させて追い出し、進入経路を塞ぐことぐらいです。

進入経路を塞ぐという意味では急場凌ぎということで、外観は悪いですが進入経路周辺の壁や柱などを登れないようにトタン等のすべりやすいもので覆うことも方法の1つではあります。

個人でワナを仕掛けるのは?

畑や家庭菜園への被害で捕獲をされる場合は、個人でワナを仕掛けて捕獲することは禁止されているのでご注意ください。

捕獲に関してはアライグマの被害が増えているのですが、対応は統一されていません。

自治体全体で駆除をしてくれるところもあれば、捕獲されたアライグマを処理するだけのところもあります。

地域によって対応の違いがあるようなので、まず自治体に連絡して指示されたところで「捕獲者台帳」の登録を済ませてから捕獲用のワナを借りて設置しましょう。

まずやることは?

自宅の敷地内にいることが確認された場合は、まず市(区)役所に連絡することをおすすめします。

危険性の高い動物なので、敷地内にいて住民に危害が及ぶ可能性が高い場合は、直接捕獲作業はしないという市役所や区役所でも出動せざるを得ないからです。

庭で見かけたとしても網で簡単に捕獲できるほど簡単な動物ではありません。

アライグマの好きな食べ物

自治体で自分での捕獲をお願いされた場合は、ワナに好きな食べ物を置いておびき寄せますよね。

アライグマは雑食性で穀物や果実など草食に加えて、カエルや小魚、ネズミなど様々なものを好みます。

特に甘いものが好きで、トウモロコシ、コーン系スナック菓子、ピーナッツ、果物、揚げパン等、好きなものはたくさんあるようですが、野菜くずや生ゴミも餌にしていて、水の中に手を入れることが出来るので金魚や鯉も狙われることがあるようです。

アライグマの習性

見た目はたぬきに似ていますが、まったく違う種族です。

・夜行性ではありますが、人目がない場合昼間でも行動することがあります
・巣を作ることはせず、樹木の穴や民家・物置等の屋根裏等に住みつきます
・器用なので指を使って獲物や作物をとりますが穴は掘りません
・力が強いので重い障害物でも動かします
・箱ワナにかかったとしてもその力の強さから壊して逃げることもあります
・足跡は子供の手のような大きさでしっかりと指があります
・泳ぎや木登りが得意です
・視力は弱いです

何もなければ人に向かってくることはありません。

2本足で立つ姿は一世を風靡したレッサーパンダのように可愛いのですが、怒らせるとかなり凶暴で力があるので見かけても近寄ってはいけません。

アライグマの危険性

家の周辺にアライグマが生息していることがわかったら、まず小さいお子さんをお持ちの方は外遊びのあとの手洗いを徹底してください。

アライグマ回虫症

アライグマ回虫はアライグマに寄生する虫で、雌が産卵した大量の虫卵が便で放出されます。

それが2~3週間で感染力のある「感染幼虫包蔵卵」に成長し、それを経口摂取することでその幼虫が急速に成長しながら体内を移動します。

眼及び中枢神経系に移動すると幼虫移行症を引き起こして重篤な脳神経障害へとつながることが知られています。

狂犬病

まだ日本では被害はありませんが、飼い犬のように予防注射をしているわけではないので注意が必要です。

アライグマに遭遇した例

明け方、飼い犬があまりに吠えるので出てみたら、外の小屋にあるトイレに向かって吠えていたのです。

ドアの前にはホウキやトイレブラシが散乱。

そっとドアを開けてみたら何もいない。

安心してフト目線をあげたら、窓の枠にまるまっていたのがアライグマ。

首をかしげてこちらを見つめるので目が合って思わずカワイイとさえ思ってしまったのですが、そこに居座られても困るので、開庁時間を待って市役所に連絡してみました。

わが町では被害があった場合、まずJAに連絡をして「捕獲者台帳」を登録してから箱ワナを借りて仕掛け、捕獲されるのを待つしか出来ません。

捕獲できたら市役所に連絡をして、処理のために取りに来てもらいます。

たとえ、敷地内で見かけて網やカゴ、大きなバケツ等を被せたとしても、それは捕獲にはならないのです。

捕獲=受け取りに来た人がすっと持って帰れるもの、らしいです。

連絡をした際、どこにいるのか聞かれたので、トイレの中に居座っているので困る、と強調したのが功を奏したのか、捕獲に来てくれることになりました。

さすがに人に危害が及ぶとなったら放置は出来ませんよね。

結局、「え・・・?」という方法で捕獲しようとした結果、するりと逃げられてしまいました。

専門業者ではないので仕方のないことなのでしょう。

壁等についた足跡を掃除したのですが、アライグマへの接触が非常に危険な行為だということを知ったのは掃除の後。

本来は、捕獲に使ったワナ等も素手で触ってはいけないと言われているとは・・・。

幸い、今のところ健康面での被害はなさそうですが、近隣に絶対にいない、と思っている方でもどこにいるかわからないので要注意です。

まとめ

1970年代に人気を集めたアニメの影響でかなり輸入されていたようです。

しかし、その可愛さとは裏腹にオトナになると気性が荒くなり人にはなじまない動物です。

飼い主が飼育を放棄してしまったり、手先が器用なので自分で逃げ出したりして野生化したものが増え続けた結果が今に至っているようです。

1度の出産で3~5頭も産むそうなので増え続けるわけですよね。

その繁殖力はイタチならぬ『アライグマの追いかけっこ』???

2005年に特定外来生物法が施行されてから、輸入して飼育したり譲渡することも禁止されています。

野生化しているアライグマは完全な駆除が目標となっているということですが、それならもっと大々的に告知してほしいものです。

自然に馴染んでいる動物とは違って、野生化したアライグマは私たちの生活に危険があるので早急に駆除を進めていってほしいと思います。

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