【きょうの健康】インフルエンザ!症状や本当に効果的な予防法(11月20日)

テレビで紹介(番組別) 健康

2019年11月20日NHKテレビ番組のきょうの健康で放送された、「インフルエンザ!症状や本当に効果的な予防法」をご紹介します。教えてくれたのは国立病院機構三重病院臨床研究部長谷口清州さん。専門は小児科学感染症(特にインフルエンザ)。


インフルエンザの症状や注意したい合併症

インフルエンザの典型的な症状

せき
のどの痛み
頭痛
鼻水
38度以上の発熱
関節痛
筋肉痛
けん怠感

※症状が急激に現れるのも特徴。

インフルエンザの危険な合併症

乳幼児

インフルエンザ脳症

※命を落とす危険性や後遺症を起こすことも。

インフルエンザ脳症

・異常な言動・行動
・意識障害
・けいれん

高齢者

肺炎

※特に65歳以上の高齢者は注意が必要。

肺炎の徴候(成人)

発熱・せきだけでなく、
・呼吸困難
・息切れ
・胸・おなかの痛みや圧迫感
・突然のめまい
・黄色や緑色のたん

重症化や合併症に注意が必要な場合

・慢性の持病を持っている
・免疫が下がっている
・妊婦
・肥満
・長期療養施設に入所している
・過労
・ストレス

※受験生や日頃から忙しい人も注意!

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インフルエンザの感染ルート

・接触感染
・飛沫感染
・第3の感染ルート

第3の感染ルート【エアロゾル感染】

接触・飛沫の対策をしても感染する。

エアロゾル

安定して長く空中に漂っている。

本当に効果的なインフルエンザの予防法

・予防接種
・日常生活での注意

予防接種

予防接種は自身の免疫を高める対策。

予防接種の効果

全般

発症を約50~60%減らす。

高齢者の死亡リスク

約80%減らす。

予防接種をしていた場合

・発熱期間が短い
・重症化が少ない

予防接種 効果的なのはいつ?

・摂取して2週間後からウイルスと闘う抗体が増える。
・1~2か月後に最も効果が高い。

※11月末~12月に予防接種を受けるとよい。

※13歳未満の場合は2回接種。1回目と2回目は4週間ほど空ける。

日常生活での注意

手洗い

・流水と石けんで手洗い
・速乾性の手指消毒剤
→インフルエンザウイルスに効果がある。

マスクの着用

食事と睡眠

インフルエンザの治療薬

吸入薬:直接肺に入って効くため全身に影響する重い副作用が少ない

ザナミビル(®リレンザ)

1日2回吸入 
5日間

ラニナミビル(®イナビル)

1回の吸入

※病院や薬局で受け取りその場で薬剤師の説明を受けながら吸入可能。

点滴薬:内服も吸入も難しい人にも使用できる

ペラミビル(®ラピアクタ)

1回 30分程度

のみ薬:扱いやすく最もよく使われる

オセルタミビル(®タミフル)(®オセルタミビル)

1日2回 
5日間

※ウイルスがほかの細胞へ広がるのを防ぐ。

バロキサビル(®ゾフルーザ)

1回

※細胞内でのウイルス増殖を抑える。12歳未満では慎重に投与を検討。

※耐性ウイルスが出る確率が高いと言われている。

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